DPC・クリニカルパス

DPC・クリニカルパス

DPC

 DPC(Diagnosis Procedure Combination)診断群分類包括評価とは、患者さんが何の病気であったか(診断群分類)によって定額の報酬が病院に支払われる制度です。これまで、病気の治療にいくら費用がかかったかで報酬が決まっていた出来高払い制度に対して、患者様への無駄な治療の削減も期待されております.ひいては治療の標準化をもたらし回復への最短治療を行う事を推進することにつながります。
 手術などの治療分は患者様に実施した治療に対して支払われる従来通りの出来高払いとなっておりますが、その他の入院費(点滴、投薬、一般ベット料など)は包括支払いの対象となります。患者さんの支払いは従来に比べて基本的には安くなりますが、状況によっては高くなる事もあることもあります。

クリニカルパス

 クリニカルパス(クリティカルパスとも言います)とは、患者さんの治療に際して日時順に診療内容を並べた診療スケジュール表のことです。以前は同じ病院・同じ病状でも、担当医師の経験や判断によって違う方針がとられることがありましたが、クリニカルパスを導入する事で治療の標準化をはかることができるようになりました。また、病気の治療内容と日程を明確にしたことで、患者さんはその日どんな検査があって、いつ手術をして、いつ頃には退院出来るかということがわかるので、入院中のスケジュールを把握することができ、入院生活の不安を解消できることになりました。医療スタッフにとっても、どのような医療行為をいつ、誰が行い、患者さんへの説明はどのようにするか、ということが明確になるので、チームとしての医療サービスをスムーズに提供できるようになりました。クリニカルパスは患者さんと医療スタッフ両者のための羅針盤の様な役割を果たしています。
 当科では各種の手術術式に対して標準化されたクリニカルパスを作成・使用しています。これにより、治療の標準化および科学的根拠に基づいた治療、早期離床や早期食事開始など入院期間の短縮化、医療費の削減等につながることが期待されます。